西本願寺 伝道院へ

先月、龍谷大学大宮学舎を訪れるため、西本願寺前でバスを降り、堀川通りを渡りました。

堀川通りの西側から東の総門の右端を良く見ると

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少し拡大してみます。
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イスラムのモスクかロシアのクレムリン宮殿のような屋根が見えました。京都にこんな建物あったかなぁ・・・。と考えつつ、この日は、龍谷大学大宮学舎に向かいました。

それから、この建物が気になって仕方なかったから、再び西本願寺を訪れました。今度は堀川通りを渡らず、総門を今度は、西に入ります。

そして、仏具屋さんが立ち並ぶ正面通りを進めば、そこには、異彩を放つ建物が・・・

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この異様な建物を近づいて見ると、西本願寺 伝道院(京都指定有形文化財)と書いてあり、またまた驚き、まぎれもなく仏教施設なんです

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入口は固く扉は閉まってます。「中も見たいなぁ」と思ったんですが、仕方ないです。

案内文を読むと、日本建築界に大きな影響を与えた建築家・伊東忠太の設計・竹中工務店の施工により1912年(明治45)に建てられた。元々は真宗信徒生命保険会社の社屋で、のちに西本願寺の関連施設として用いられました。外観は古典様式、塔屋の形態などにサラセン様式などが用いられています。

伊東忠太は、当時東京帝国大学教授であって、本願寺築地別院などを設計したことでも知られています。

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屋根は、イスラム建築で見られるオニオンドーム。その下の窓は日本古来の花頭窓になぞられています。赤煉瓦と花崗岩の白い線は、イギリスのクイーン・アン様式です。と書いてありました


良く見れば、カトリック寺院やロシア正教の建物ように見えたりして、これが浄土真宗・西本願寺の建物だと、誰も築かないでしょう。

撮影時間は、15時過ぎです。玄関がある正面は、油小路通りと正面通りが交差する南東角に位置します。次に東向きを見てみます。

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逆光でも建物で太陽を隠しました。東向きも見応えありました。

道路に面した柵柱の石造怪獣について、一つ一つ違った面白い石像です。しかし、誰かの悪戯か所々痛んでました。注意書きに「この石像も文化財です」と書いてありましたが、文化財を傷つける神経が分からない。

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設計者の伊東忠太「何の因果か生来化け物が大好きで」とか「只だ化け物が面白いのである」とか言ってたそうです。翼が生えた像蛙のように押しつぶされた獅子など伝道院を取り囲む石柱には化け物が施されています。忠太の遊び心から生まれました。

西本願寺伝道院から正面通りを西に見る。突き当たりが西本願寺です。

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この伝道院は、2000年から約10年もの間、修復工事のため素屋根や保護シートで全面覆われていて、全景が見えませんでした。私も、その間、何度か西本願寺に行ってますが、そのために気がつかなかったんでしょう。言い訳ですが・・・・

修復完成記念として、甦った西本願寺「伝道院」と伊東忠太展(平成23年6月9日~7月8日)で内部も公開されてたようです。

内部は欅造りの階段や、高い天井から吊されたアールヌーボ等のシャンデリアという装飾に富んでいるらしい。知るのが遅かった。次はいつ公開されるのかなぁ。残念!。


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    Excerpt: 龍谷大学大宮キャンパスから歩いて10分程度で本願寺 伝道院に14時5分に着きました。 Weblog: 古寺とお城の旅日記Ⅱ racked: 2014-11-12 03:36