安国寺恵瓊と建仁寺

初詣に六波羅蜜寺に行ったあと、清水寺や八坂神社に寄ることも考えましたが、現在境内が工事中の建仁寺に寄ってみました。

2014年(平成26)の『八百年大遠諱』に向けて、境内の内外で工事がされてましたが、どこまで進んでいだか興味があったためです。

六波羅蜜寺から来たので境内南側から入りました。そして開山堂がある宝陀閣です。

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昨年の暮れまで、工事されてましたが、ご覧のように終わっています。久しぶりに全景が見えるようになりました。ただ、工事中は、この門が開いていたので、垣間見えていた開山堂が、再び見えなくなってしまいました。

そして、いち早く工事が終わった三門(望闕楼)から見た法堂です。

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この三門(望闕楼)は、一年ぐらい早く工事が終わって、真新しい瓦に変わりました。この日は、いつも鍵がかかっいる三門も開いていたで、入れました。

三門の突き当たりが法堂です。

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法堂内部も工事のため昨年8月より入れなくなっています。観光客は、外から天井画「双龍図」を見ることができなくなりました。さて工事は終わったのか・・・。後程確認します。

以前もお話しましたが、京都文化協会の会員になったので、この建仁寺の拝観は無料では入れます。いつものように庫裏から中に入ります。

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拝観時間は、午前10時からですが、ここが開いていたら時間前でも入れるみたいです。

入ったら直ぐにのところにある、複製品の風神雷神屏風図です。

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観光客に大人気で、この前で記念撮影をひっきりなしでされてました。

そして冬の潮音庭です。

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工事用の覆いが外されて、陽が差すようになりました。この日の朝は、大変な冷え込みでした。

次に○△□乃庭です。

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工事用の足場は、なくなりましたが、土嚢が残っています。

そしして一番興味があったのは、方丈です。

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2010年の1月から屋根の葺き替え工事をされていました。昨年の12月の初めに覆いが外され、足場も外され、ようやく真新しい、創建当時の杮葺の屋根が見えました。工事前の銅葺と大きく変わりました。

重要文化財の方丈は、安国寺恵瓊が安芸の安国寺から移建したものと伝えられます。

その方丈前に広がる、「大雄苑」です。

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工事中は、白砂も取り除かれ、足場も組まれていたので、見る影もありませんでしたが、3年ぶりに復活してました。それにしても暮れに外から見たら、まだ土嚢が積まれていて、「年内に間に合うのかなぁ」と思ってました。以前のような綺麗な白砂ではないようですが・・・。

ここからスリッパに履き替えて、方丈から渡り廊下を通って、法堂へ移動します。そして、「小泉淳作画伯」筆の双龍を目にします。

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法堂の中に入れるようになっていました。ただ、以前のように自由にどこでも行けたのが、限られた場所しか行かれなくなっています。それでも、外から覗くよりは良いですね。

法堂から再び方丈へ戻り、方丈東側から下に降りられます。降りた先には茶室「東陽坊」があります。

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1587年(天正15)に豊臣秀吉が催した北野大茶会で、利休の高弟・真如堂東陽坊長盛が担当した副席と伝えられています。内部は閉まってたので、見られませんでした。

その横が清涼軒です。

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ここも閉まっていたので、内部は見られません。多分、茶席として利用されるんでしょう。

最後に、東陽坊の前にあのが、安国寺恵瓊の首塚です。

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ここに来て、なんで安国寺恵瓊の首塚があるのかと・・・。思ってしまいます。

安国寺恵瓊は、安芸国で生まれました。 恵瓊は幼少より東福寺などで修行を重ねて、35歳のとき安芸国の安国寺の住職になります。その頃より毛利家の外交僧として活躍し始めます。そして羽柴秀吉の中国攻めの時に、毛利家の使者として交渉にあたり、この件で、後に天下人となった秀吉から伊予国2万3千石を与えられ、僧侶でありながら大名となりました。恵瓊は、東福寺や建仁寺の再建修復などに尽力したと伝わっています。そして関ヶ原の戦いでは、西軍の最高首脳として戦うも、破れ石田三成・小西行長とともに六条河原で斬首され、その首を建仁寺の僧侶が持ち帰り、恵瓊ゆかりの当寺に埋葬されました。

お正月だし、観光客は多かったです。しかし、ここまで降りてくる人は誰もいませんでした。折角降りられるのにね。 

年末年始の休みも今日まで、我が社でも、単身赴任や田舎が遠方にある人などは、明日も休まれますが、私の田舎は京都市なんで・・・。少々おせちやおやつを食べ過ぎたので、体は重いけど頑張ります

1月10日~3月18日まで、『第47回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開』が始まります。珍しい寺院も拝観できるので、今から楽しみです

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