『北野天満宮 梅苑早朝特別参拝と七不思議めぐり』【後編】へ

北野天満宮には昔から伝わる七つの不思議な史蹟があるそうです。私は、どれ一つ知らなかったので、少々興味津々で神職さんの後をついて行きました。最初に何処へ行かれるのかと思いました。参道は来た時と違って、多くの参拝者で賑わっています。そして神職さんは、今出川通りの南端まで歩いて行かれました。

最初に案内されたのは、影向松(ようこうのまつ)です。と言っても「何それ」でしょう。場所は、表参道の大鳥居をくぐってすぐ右手にありました。

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実は、ここに来て最初に撮ってました。この時は、ただ何気なく・・・でしたが。今は人集りで撮れませんでした

立冬から節分の間で初雪が降ると天神様が、この松に降りられ雪見の歌詠まれるという伝説があり、この松を影向松と呼ぶようになりました。

このあと、再び参道を戻ります。人出は益々多くなってきました。そして北野天満宮末社の伴氏社(ともうじしゃ)の前で止まられました。

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ここは、七つの不思議な史蹟ではありません。それは最初に断りが入っています

伴氏出身で、道真の母君を祭神とする末社。子供の成長と学業成就を願う母からの信仰が厚いという。

この石造りの鳥居の足元を注目です。

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この足元(台石)を注目すると、台座に蓮弁が刻まれています。鎌倉時代の作で、国の重要美術品に指定されています。

この鳥居は、「京都三珍鳥居」と言われ、嚴島神社の唐破風鳥居、木嶋坐天照御魂神社(蚕ノ社)の三柱鳥居とともに、国の重要美術品に指定されています。

以前、NHK大河ドラマ「平清盛」で放送されたので、嚴島神社には行きました。木嶋坐天照御魂神社(蚕ノ社)の三柱鳥居は、これがアップされる頃には訪れたいて思っています。余談ですが神職さんは、京都御所宗像神社と案内されましたが、正解は嚴島神社でした

次ぎに案内されたのは、楼門を入り三光門(中門)の手前にある大黒天の燈篭です。

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神職さんの案内があるまで、こんな燈篭があったとは・・・知らなかったですね。

1855年(安政2年)に質商組合「大黒屋」らよって奉献された石燈籠で、大黒様の口(または頬とも云われる)に小石をのせて落ちなければ、その小石を財布に入れて祈るとお金に困らないと言われています。

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このイベントが終わって寄りました。殆どの人は素通りするので、楽勝で小石をやってみました。実際やってみると、この口から頬か分かりませんが、下に傾斜してるんですね。何回かやってみましたが、無理でした

次ぎが、その向かいにある織部型燈籠です。七つの不思議な史蹟ではありませんが、神職さんの案内があったので注目です。

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戦国武将であり茶人でもあった古田織部創案の燈籠で、別名切支丹灯籠とも呼ばれています。

キリシタンであったと言われる古田織部が、国で禁じられたマリア像を彫って、天神さんに奉納されたらしい。信仰を捨てずお供えしたのは番外の七つの不思議な史蹟と言えます。

次ぎに三光門(中門)に移動です。この時間になると、拝殿から三光門まで参拝の行列ができています。ここでは、星欠けの三光門を案内してもらいます。

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ここで、三光門を見上げるように言われます。混雑してましたが、皆さん一斉に見上げて、ある物を探します。見たら広い場所に移動です

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上の写真、黄色が月と見立てています。また、赤色が太陽と見立てています。

平安京の時代に御所は現在と違って、千本丸太町にあったため、御所から鬼門の位置に天満宮祀られました。天皇が天満宮を拝まれる際、この三光門の真上に北極星が瞬いていたので星は刻まれなかったといいます。そして夜になると天満宮の辺りに北極星が輝いてたので三光門と呼ばれ、昼は北極星が見えないので、星欠けの三光門と呼ばれるようになったいいます。

次ぎに拝殿に移動します。前途しましたが、拝殿から三光門まで参拝の人の行列が出来ています。これは鈴を鳴らすためで、そのため立て札があって「左右に分かれてお参りを」と書いてあるんですが・・・受検シーズンでもあり、この行列は納得できます。私も受検の時、お世話になりました。その拝殿の鈴緒を先の彫刻で唯一の立ち牛です。

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境内には多くの神牛像がありますが、どれも座っています。この牛だけが立ってる謎を今から聞きます。

諸説あるそうですが、まず道真は無実の罪で太宰府に左遷されます。そして死後、無実が分かり朝廷から太政大臣の位を贈られたりして、天神様の気持ちが晴れ晴れとした姿を現したとする説。逆に怒った姿を表したとする説があるそうです。

謎は、そのまま北野の七不思議とされる訳で、神職さんもこれを見て、皆さんの意見を聞きたいとも言われてました。次ぎに、ごった返す拝殿前を出て、本殿北側に回ります。北野天満宮の北西の位置にある天狗山の案内が始まりました。

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こちらの方向に天狗山と呼ばれる小山があるそうですが、分からない・・・

室町時代の『社頭古絵図』(北野参拝曼荼羅)には、ユーモラスな鳥天狗が描かれています。(宝物館で鑑賞可能)。大昔、この辺りには天神様の鬼門にあたり天狗が出没し守ってくれてたのかもしれないとの事でした。

そして今度は後を振り返ります。そこには裏の社がありました。普通の神社では前拝のみですが、北野天満宮では本殿の背面にも御后三柱という御神座を持っているそうです。

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御祭神は、天穂日命(あめのほひのみこと・道真の祖先神)・菅原清公卿(すがわらのきよきみきょう・道真の祖父)・菅原是善卿(すがわらのこれよしきょう・道真の父)。

正面で天神様をお参りして、そして天神様を守っている御后三柱をお参りするのか常でした。最初に案内のあった影向松に飛来した仏舎利を祭っていたので、この御神座の前にある門を舎利門と呼んでたそうです。

この門は、今は開けないそうですね。そして七つの不思議な史蹟の最後は筋違いの本殿です。

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楼門をくぐった正面の先にあるのが地主神社です。この神社は道真を祀る本殿より、やや西よりに位置しています。

地主神社は、天満宮の摂社で、祭神は天神地祇(てんしんちぎ)。境内でもっとも古い神社と言われています。普通の神社では、楼門から本殿は一直線に結ばれています。北野天満宮では、元々あった地主神社の境内に天神様の本殿が造られたため、地主神社の正面を避けて建てられたためだそうです。

これで、七つの不思議な史蹟を巡り終えました。途中で、番外遍もあったりして、大変勉強になって参加できて良かったです。天神さんは身近な神社で、毎年初詣にも訪れたりしてたので、より深く知ることができたようです。

そして、これで終わりかと思ったら最後にサプライズがありました。宝物館の案内です。

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拝観料は300円ですが、助かりました。開館日は不定期で、縁日(毎月25日)と観梅・紅葉シーズン、1月1日、12月1日、4月10日~5月30日です。

宝物殿は1927年(昭和2年)昭和天皇の御即位の大典及び、菅原道真没後1025年の記念事業として和風・洋風をおりまぜ建築されました。国宝『北野天神縁起絵巻』(えんぎえまき)を始め、『北野大茶湯図』(おおちゃのゆず)など多数展示されています。

先ほど天狗山で案内された、室町時代の『北野社頭古絵図』(北野参拝曼荼羅)は見たかったけど、何度回っても分からなかったです。本当にあったのかなぁ・・・。いつもはレプリカだそうですが、本物の国宝『北野天神縁起絵巻』をじっくりゆっくり鑑賞して、ここを出ました。

イベントは終わったので、ここから自由時間です。そこで早速社務所に寄りました。

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ここで朱印をいただきました。いつ来ても朱印所が分からなくて困ってましたが、今日神職さんに案内されてる途中に見つけました

ここで朱印帳を持って並ばれていたので、分かりました。ラッキーでした。イベントは8時30分から11時00分の予定でしたが、宝物館があったので、11時30分に北野天満宮を出ました。結局、最後まで晴れなくて・・・晴れてたのは、家に着く頃・・・全くもって残念。雨が降らなかったことに良しとしましょう

【北野天満宮摂社 地主神社】

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