疫病を払う京の守り神 八坂神社へ

10月8日(木)は、この週に母の手術に立ち会ってくれてた姉とランチを予約してました。「何処か京都を案内して」と頼まれたので、食事を挟んで東山界隈を案内しますが、あまりメジャーな所は行きません

時間を合わせてバスに乗り合わせ、向かったのは四条京阪駅前・・・現在は、祇園四条駅と名称は変わりましたが、バスの中では私は疲れてたのか爆睡。眠気眼をこすり向かったのは八坂神社です。

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四条通りの東端にあのが八坂神社の西楼門ですが、こちらは正門じゃありません。京都観光ではあまりにも有名ですが・・・。

ここで「多分知ってるやろなぁ」と思いつつ解説を・・・。この神社を警護している随身ですが、貴人を護衛をした近衛符の舎人の姿をしてます。そこをじっくり見ると・・・口が開いている方を阿形(あぎょう)、閉じている方を吽形(うんぎょう)と解説すると・・・。

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「そんなの知らんかったわ・・・」と。驚いてました。「これが阿吽の呼吸の由来やで」と話しても次の狛犬の口を見に行ってました

この八坂神社は2013年1月の特別鑑賞会で、神職さんの案内で詳しく聞きました。今日は、その請け合いです。先ず手水舎で手を清めて・・・境内に入ります。

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最初に案内したのが、疫神社です。京都生まれ京都育ちの姉は、もちろん祇園祭知っていますが、この神社に由来しているとは知らないと思い最初に案内しました。

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ここの祭神は蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)が祀られています。祇園祭でお馴染みの厄除け粽に書かれているので「知ってるやろ」と聞くと、やっぱり「知らんかった」と。そう・・・殆どの人は知らないでしょう。

祇園祭りは八坂神社の祭礼です。その八坂神社の御祭神、素戔嗚尊(すさのをのみこと)を蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)が助けたことを喜ばれ末永くお守りすることを約束されます。それは腰に茅の輪をつけ「蘇民将来の子孫であることを示しなさい」と言われ、その故事にならい、玄関に茅の輪すなわち粽を玄関に吊し、蘇民将来の子孫であることで厄除けとして守ってもらうということです。

疫病退散の疫神社の横が太田社といいます。これは知らなかったので、調べました。 祭神は、導きの神・猿田彦命(さるたひこのみこと)と芸能の神・天綱女命(あめうずめのみこと)です。

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ここは前の特別鑑賞会でも案内がなかったので、あっさりと。次ぎに蛭子社です。「祇園のえべっさん」として親しまれいます。

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私は、大阪に勤めてた時、地下鉄「恵美須町駅」を利用してました。今宮戎神社から近く、「えべっさん」には何度も行きました。その今宮戎と蛭子社がつながりがあることほを特別鑑賞会で聞きました。

1646年(正保3年)建立で、重要文化財に指定されてる八坂神社の祇園えべっさんは北向きに社があることから「北向蛭子社」とも呼ばれています。全国的に知られる大阪の今宮戎神社は、八坂神社の氏子が今宮に移り住んだ時、祇園のえべっさんをその地に祭ったことから始まったと言われています。

せっかく来たので本殿でお参りです。初詣じゃなくてもいつも多くの参拝者で賑わう八坂神社。この日も修学旅行生が一杯来てました

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ここは一見すると一つの屋根に覆われてるように見えますが、実は・・・拝殿と本殿が別棟で一つの屋根に覆われているんです。一生懸命説明したけど・・・分かったなぁ。この建築様式を『祇園造』と呼ばれてるんですけど・・・そこまでは

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母も手術をしたので、無事の退院を願って、二礼二拍一礼(事前に教えました)でお参りしました。ただ鈴を鳴らすのとお賽銭を入れる順番は間違えたかも

次ぎに舞殿(ぶでん)です。祇園界隈の花街や置屋から奉納された提灯が一杯下がっています。本当は・・・ここは通過だけのつもりでしたが、ついつい案内してまいました

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それより、是非お参りしてほしかった末社の美御前社(うつくいごぜんじんじゃ)です。ここも 特別鑑賞会で教えてもらいました。

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美容の神として知られる宗像三女神(むなかたさんじょじん)を祀られています。石鳥居の前には御神水が湧き出てるので、見本で私が顔につけました。もちろん姉も妻も付けましたが、それを遠巻きに見ていた中国人のクループまで真似して・・・

元は天然痘除けの神様であったようですが、昔から祇園の舞妓・芸子さんなど美しくなりたい女性の崇敬を受けてきました。近年は若いカップルなどが多く訪れるパワースポットとして人気があります。

ここはお賽銭を弾むべきでしょうね。そのお隣が摂社の悪王子社(あくこうじしゃ)てす。ここは素通りしようと思ったんですが、名前が名前だけに興味を持ちました

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素戔嗚尊(すさのおみこと)のの「荒魂」を祀っています。かつて東洞院四条下ル悪王子町にあったものを1877年(明治10年)に移転されたそうです。素戔嗚尊の荒々しい魂って何だろう

今日は予定が決まっているので、先を急ぎます。次が平忠盛ゆかりの忠盛灯籠です。2012年(平成24年)放送されたNHK大河ドラマ「平清盛」で話題になった灯籠です。

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確か、忠盛役は中井貴一さんでしたね。せっかく案内しようと思ったけど・・・平清盛に関心がないみたいで・・・やめました

白河上皇が平忠盛をお供に五月雨の中を移動中、「鬼」の様な物が見えたので平忠盛に討てと命じました。忠盛はその正体を見定めてからとして生け捕りにしたところ、それは燈籠に燈明をあげようとした祇園の社僧だった。社僧が身に着けていた雨具の蓑が燈明の光で銀の針のように見えたらしい。この忠盛の思慮深い行動に人々は感嘆したという。燈籠はその時のものといわれています。

その忠盛灯籠近くにあるのが御神水です。苔生してて本殿下から湧く霊水を汲み上げてるようです。 そう言えば特別鑑賞会で聞いたことを思い出しました。

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力水とも呼ばれる霊水ですが、飲料水には使えないみたいです。

八坂神社散策の最後は、玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)です。さすがに稲荷社ですね、狛犬ならぬ狛狐が守っています。まぁ・・・正式には眷属(けんぞく)や白狐(びゃっこ)と言うそうですが。

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素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子で稲荷神(いなりしん)としてられ宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られています。

八坂神社には8時57分に西楼門から入って、東鳥居から9時8分に出ました。初詣には一方通行になるんですが、普段は空いてます

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ここから京都の観光では、高台寺や清水寺に行けば良いんでしょうけど、この日の目的は先ずは墓参りに行くことでした。それからそちらに向かいます。

【八坂神社末社 美御前社】

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