第51回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 妙法院へ

本家八ッ橋 八坂店を出て東大路通りを南下します。途中の「清水道バス停」では多くの人が降りてくるので歩道からはみ出す始末。それも殆ど外国人。清水坂を越えて五条通りを渡って約10分、着いたのは第51回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 妙法院です。

妙法院は通常非公開ですが、毎年秋には特別公開されてましたが、まだ未訪でした。ただ2014年から始められた五月会には行きました。

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妙法院には北門から入りました。このとき10時を少し回ってますしたが、予定より5分ぐら遅かったです。“本家八ッ橋”に寄り道した分、遅くなりました。(妙法院では庫裏を入って出てくるまで写真は撮れません。以下の写真は全てパンフからです。)

北門と書きましたが、要するに通用門から入ったことになります。五月会で朱印をいただいた寺務所を通過して国宝の庫裏の前までやって来ました

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拝観受付は庫裏を入って左手にありました。そこで拝観料600円を納めます。それより・・・案内が始まってました・・・ざっとみて20名ぐらい・・・やっぱり人気がありますね

靴を脱いで上がると案内は聞かずに庫裏の中をじっくり観察してました。そして待つこと約5分・・・最初の集団が次ぎに行かれたので、後続の私らを集めて案内が始まりました。

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五月会が2014年でしたので、3年振りに見た庫裏の中です。五月会は無料でしたが、初めて拝観料を払って中に入ったことになります。

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五月会では、ここから大行列で並んだため、案内は聞けてません。今日はじっくり話を聞くことにしてました。(そのため最初の案内では話の途中になるので聞かなかったんです)

1595年(文禄4年)大仏千僧会(せんそうえ)に際して建てられ、1000人余りの僧の食事が支度されました。そのため大屋根に煙出しが設けられ、天井には巨大な梁や貫が縦横に組まれてました。妙法院の庫裏は国宝に指定されており、他に宮城県 瑞巌寺の庫裏と二箇所しかないそうです。

庫裏を見上げると階段が付いているのが分かります。高さが18㍍もあり6階建てのビルに相当しますが、物見櫓として使われてたそうです。あんな恐い階段・・・誰が登れるんでしょう・・・と思いながら次へと進みました。

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最初に見るのが、綺麗な白砂の庭園「翠香園」です。2000(平成12年)の作庭で、旧「翠香殿」の跡地らしいです。五月会では、この庭を取り囲むように並びました。

次ぎにガイドさんがスタンバイしてたのは大書院(おおしょいん)の前でした。建物の中には入れませんが、豪華な装飾・襖絵に感嘆です

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今回“冬の旅”の看板に使われた写真ですよね。五月会では並んでいたのでゆっくり見られましたが、案内を聞くとまた見方が変わります。

大書院は公的な対面所として使用され部屋で、襖絵は重要文化財に指定されてる「四季花鳥図」が描かれています。この襖絵は、長らく狩野永徳の作と言われてましたが、近年の研究でご子息の狩野光信作と分かったそうです。また大書院一の間では「唐美人図」が描かれており、これも狩野光信の作品で、国の重要文化財に指定されいます。正面には“武者隠し“があって、そこには「群仙図」が狩野光信によって描かれました。大書院では、狩野光信の異なる3つの作品を見ることができました。

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次ぎに大書院南庭の案内にうつります。先行されている集団は、向に見えている護摩堂で説明を聞かれてました。

伏見城の内庭を縮写したものと言われ、瓢箪を好んだ豊臣秀吉に因んで、池は瓢箪の形をしています。中央の石橋は、楠の化石を使用した珍しい“化石の橋“でした。

案内が終わると次ぎに護摩堂に向かうように案内がありました。途中、左手に行けば奥書院に行けますが、ここは五月会の時しか入れません。今年は5月14日(日)に行われので、日曜日・・・また多くの人が来られるでしょう。

そして護摩堂に着くと案内が始まりました。五月会の時は堂内に入れましたが、大変混雑していてあまり覚えていません。案内は堂内の外で話が始まりました。

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文字通り、薪を燃やして護摩行をされので堂内の天井や至る所、煤で汚れていました。五月会では堂内の護摩壇を反時計回りで一周し、目と鼻の先でお参りできました。それにしても五月会の混雑は凄かったです。

堂内の中央にはご本尊の「不動明王立像」を安置。平安時代初期に造られた天台宗最古の仏像と言われています。向かって右には矜羯羅童子(こんがらどうじ)を。左には制吒迦童子(せいたかどうじ)が安置されてました。護摩堂の隣は内仏殿と言って歴代住職の位牌が安置されてます。また堂内の左側には豊臣秀吉、有栖川宮熾仁親王(ありすがわたるひとしんのう)、後白河法皇の位牌もありました。

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この写真は、奥に庫裏が見えてます。先程の案内にあったように“煙出し”が見えています。多分、護摩堂前から撮られたと思いますが、ここから先・・・私は未訪でした。

次ぎに、龍華蔵(りゅうげぞう)(宝物庫)に入りました。ここで見たかったの一点のみ「ポルトガル国印度副王信書」(国宝)でした。

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ガラス越しに見た“新書”は感激しました。ただ次の文字を見て・・・愕然。本物は京都国立博物館に寄託されてて、私が見たのはレプリカでした

1588年(天正16年)イエズス会の宣教師のヴァリニャーノが、インド副王から託された信書。羊皮紙に金泥交えた豪華な手紙です。

レプリカのシュックはありましたが雰囲気は伝わりました。案内によると、当時禁教令を出した秀吉に対して、かなりヨイショしている内容だとか。他の寺宝もゆっくり観賞して、次ぎに宸殿に入ります。ここも五月会では公開されなかったので、私は未訪でした。

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拝観を終えて外観だけ撮りにきた写真です。宸殿は妙法院でもっとも重要な建物と言えます。室町時代以降の歴代天皇、皇后、中宮の奉祀されています。

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この写真は宸殿内部のようですが、当日は東側と西側に寺宝を展示してあるので見た目の印象は違ってました。

妙法院は、代々皇室から住職を迎えた「天台三門跡」の一つ。宸殿の中央には阿弥陀如来坐像が安置され、後花園天皇以降の天皇、皇后、中宮、内親王の御位牌も安置れてます。そして明治天皇以降の天皇、皇后陛下の命日には、ここ宸殿で法要が営まれるそうです。また、宸殿は幕末の「七卿落ちの密議」が行われた場所しても知られています。“8月18日の政変”で失脚した尊王攘夷派の三條實美(さんじょうさねとみ)を始め7人が、長州へ落ち延びた「七卿落ち」。その模様を描いた「七卿落図」(大正時代の作)が特別展示されてました。

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今回の「京の冬の旅」は、サブタイトルで“大政奉還150年記念”と銘打ってて、この妙法寺はそうでした。私はこの横に長い屏風「七卿落図」をメインに来た次第です。

大正期に作成された「七卿落図」は、公武合体派に敗れた三條實美ら7人が、妙法院の宸殿から長州へ落ち延びていく様子が描かれてました。

三條實美(さんじょうさねとみ)は、梨木神社の御祭神だったことを思い出しました。宸殿内には三条実美の肖像画もありましたし、妙法院境内図も展示されてましたので、じっくり観賞させてもらいました。このあと西側に移動し、妙法院の本堂にあたる普賢菩薩像の掛け軸を観賞し出て行きました。

拝観ルートは、宸殿を出たら再び国宝の庫裏に戻ってるコースでした。庫裏の中では朱印の受付や、ガイドさんが言われたことですが「妙法院は撮影禁止のためパンフレットを是非、お買い求めて下さい」と。五月会の時に買ったのと同じでしたので、何も買わずに庫裏を出ました。

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庫裏の前にある枝垂れ梅が綺麗に咲いてました。また何処からか飛んで来た野鳥を撮りましたが、写っていまたね、撮ったあと直ぐに飛んでいったので・・・。

こちらは国宝・庫裏の南隣にある大玄関で重要文化財に指定されいます。ここから先は普段から見られる所です。

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1620年(元和6年)東福門院和子(後水尾天皇中宮・徳川秀忠の娘で家康の孫)入内時に造営した殿舎を移築したものと伝わります。

皆さん数は少ないですけど、本堂へ向かわれますし、私もその中の一人です。その途中に石碑があって、「七卿の碑」とありました。

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五月会でも見てましたが、あまり感心が無かったです・・・今日は案内を聞き、“七卿落ちの密議”について深く知ることができました。

そして、その先が普賢堂で妙法院の本堂にあたります。今日は案内でもあったように、扉が閉まってて中を窺い知ることはできません。

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堂内には、ご本尊の普賢菩薩騎象像が安置されてます。五月会では、最初ここでの法要から始まりました。凄い人が押し寄せてやっとの思いで入った記憶が蘇りました

最後は、“七卿落ち”の舞台になった宸殿の外観を確認することです。今が梅の見頃で、宸殿の前も綺麗に咲いていました。

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この日は朝から快晴の天気に恵まれました。妙法院に着くころも快晴でしたが、この辺りから時々曇り出します。降水確率は午前20%、午後10%でしたが・・・これが覆えることになるとは・・・

帰りは東大路通り沿いにある表門から外に出ました。この向かいが国立京都博物館ですし、この先が清水寺があるので、卒業旅行でしょうか学生さんも目立ちますが・・・それより遙かに外国人観光客滅茶苦茶多いです。

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ここから次の移動を考えてバス移動も選択肢でしたが、どれも満車状態でくるので・・・それで京阪で移動することにしました。

ここには10時過ぎに入って、10時45分に出て行きました。妙法院を出て七条通りに入り、西に向いて歩いていき、約10分で京阪電鉄「七条駅」につきました。ここは特急も止まりますが、普通電車で移動しました。目的他の駅に特急が止まらないので・・・

【妙法院 庫裏】

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