平安の美を伝える門跡寺院 勧修寺へ

八幡宮から再び宮道神社の前を通って、北に進みます。そして佛光院 の前を通りました。ここは勧修寺の納経所で、以前訪問したことがあります。

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勧修寺の塀沿いに歩いて行くと、大きな看板が出ています。3月24日(土)~4月15日(日)の間、京都市観光協会主催で、普段非公開の客殿・書院・本堂の内部が公開されました。

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ここは桜が満開なら、凄く綺麗なんです。2016年(平成28年)・・・2年前の4月3日(日)に来た時は、本当に綺麗な桜が出迎えてくれましたが、今日は・・・すっかり葉桜です。

その時は、8時46分に着きましたが、中に入れました。今日は8時48分に山門前に着きました。ただ、前回と違うのは、“協会”のスタッフの方が立っています。

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入った左手に通常の拝観受付がありますが、この日はテントの中に臨時の受付が設けてありました。そこにスタッフが座っているので、聞いてるみと・・・「拝観は9時からで待って下さい」と。

今日は、“京都市観光協会主催”のため、仕方ないですね・・・待つことに。桜が満開の頃なら、ここに行列ができたでしょう・・・でも、今は誰も来ません。

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玄関前には、枝垂れ桜の花が、僅かに残っている程度です。今年は桜の開花が記録的に早かったが、とうとう藤まで、この時期に咲いてしまっています。

今年は桜の他に、ツツジや藤、芝桜なんかも開花が早く、新聞の見出しに“GWまで待って”と観光業界が悲鳴を上げてるとか。

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待ってる間に、「亀甲垣」を見つけました。日本古来の若竹を使用し、京の優れた伝統技術によって、亀甲模様に見事に組まれています。そこにハナミズキが綺麗に咲いてました。

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そんなに暑くは無かったですが、この中門が開くまで日陰で待ちました。そして9時少し前に「どうぞ」と案内され、拝観料600円(通常は400円)を納めて中に入りました。

今年の京都の桜の開花は、3月22日に平年より6日も早く咲いて、3月28日には、もっとも早い“夏日”を記録するとともに桜も満開となりました。仁和寺の遅咲きの御室桜さえ、平年より12日も早い4月3日に満開となってしまったため、この日は葉桜で桜は期待しません。こんなに早いと、予定が狂って・・・この日の訪問となってしまいました。でも、後悔はありません

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入ると右手に1697年(元禄10年)1月に第109代・明正天皇の御殿を下賜された江戸時代初期の御所の建物です。内部に入るのは、もちろん初めてで楽しみです

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ここでガイドさんより靴を脱いで袋に入れるように・・・ここから入りますが、出口は違うようで持ち運ぶことになりました。少々・・・荷物になりました・・・。

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驚いたことに・・・本当に驚いた・・・と言うより予想外のことで、ここは何処を撮ってもらってもOKだそうで・・・要するに写真は取り放題・・・と言うことです。特別拝観では非常に珍しいかと思います。

ここの内部は、書院造りとなっており「上段の間」には床、棚、付書院を配し、「二の間」「三の間」が一列に並んでいます。1872年(明治5年)から9年間、勧修寺小学校の校舎・教室として使用されていました。

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次に、客殿から書院に移動します。書院は重要文化財に指定されており、豪華な襖絵を見るのが楽しみで来たようなものです。書院には渡り廊下を通って入ります。

書院は、1673年(延宝元年)から3年にかけて造営された第111代・後西(ごさい)天皇の旧殿から移築したもの(一説には明正天皇の旧殿)で、内部は門跡の御座所である「上段の間」、対面所としての「次の間」、門跡の私室である「柳の間」からなっています。

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最初に見るのは「次の間」です。江戸時代初期の絵師で、宮廷絵所領を務めた土佐光起の筆による「近江八景図」が絵かがれ、“瀬田の唐橋”や“石山寺”が確認できます。

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次が「上段の間」で、ここには“勧修寺棚”と呼ばれる違い棚や、床の間には江戸時代前期から中期の絵師・土佐光成(土佐光起の子)の筆による「龍田川紅葉図」が描かれてました。

この“上段の間”は京都御所で13年間使われていた部屋で、一段高い所には天皇の“烏帽子”が置かれていました。そして、ここの金具は全て“菊の御紋”が入っています。

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また、ガイドさんの話で分かったことですが、ここの欄間は、格式の高い部屋で用いる「筬欄間(おさらんま)」を使用されているといいます。

先程の部屋もそうですが、ここには結界があって、中には入れません。ただ桜の時期と違って、入口から約30㌢ほど中に入ってもOKということで、表から見えない裏側も見せていただきました。

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龍田川紅葉図」では“生駒の紅葉狩り”の様子が描かれています。ここで後続の方が追いついて来ましたが、興味がないのか直ぐに出ていかれ・・・結局最後まで独占で見せていただきました。

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次が最後の「本堂」に移動です。長い長い渡り廊下を進んで行きますが、「本堂には渡り廊下で行けるんや」と思った次第です。

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この本堂は、1672年(寛文12年)に第112代・霊元(れいげん)天皇より仮内侍所(かりないしどころ)を賜り移築したと伝わるものです。

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ご本尊は、千手観世音立像で、第60代・醍醐天皇の等身大と伝わるものです。ただ現在の像は室町時代の作だそうです。

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ここで手で持ってきた袋に入れた靴を履いて外に出ました。過去2014年(平成26年)2016年(平成28年)と、今回で3回目でしたが、内部にも入れたのでコンプリートできたかなぁ・・・と思います。

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桜は諦めていましたが、まだ八重桜が咲いてました。我が家の遅咲きの八重も咲いているので、今は八重だけでしょうね。ソメイヨシノが満開の時は、多くの人で賑わったでしょう

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先程、内部を見学した書院の外観を見て、「氷室の池」の湖畔に座って、次の目的地のためスマホからタクシーを呼びました。すると“あと3分で到着”と出ています。

いつもなら最低でも10分程度は、かかるのに・・・早すぎると思っても遅いので、慌ててここを出ることにしました。前途のとおり、過去2回来ていて勧修寺庭園(氷池園)も散策済みのため、特に後悔はありません。

ここには9時20分に出て、山門前に来ていたタクシーに乗って次へと向かいました。

【勧修寺 書院】

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