妙心寺塔頭 退蔵院「一日1組限定 精進料理ランチ付きお部屋貸切プラン」へ

10月25日(月)は、朝から生憎の雨模様となりました。それまで天気が良かっただけに残念です・・・と言うのも、この日は妙心寺塔頭 退蔵院一日1組限定 精進料理ランチ付きお部屋貸切プラン」を予約していたからです。最初に予約を入れたのは、この日では無かったんですが、「仮予約が入っているので、キャンセル待ちか、別の日にして貰えませんか?」と連絡が入って、この日にしたわけです

この日の朝方の最低気温は13.6℃で、午前9時の気温が15.0℃でした。それ以降気温があがらず、結局最高気温は、その15℃でしたね。寒いはずです。

IMG_2462.jpgいつも妙心寺第二駐車場に車を入れますが、今日は退蔵院の駐車場に車を11時27分に入れました。

予約時間が11時30分で、あと3分しかありません。雨降りで家を出るのに時間がかかって、道の渋滞が無かったのが良かったです。ギリギリには行けない性格で、少々焦りましたね。

IMG_2573.jpg11時30分に「山門」前に着くと、今まで見たことも無い光景を見ました。この写真は帰りに撮ったもので理由は・・・?。

ここを入ると、10名・・・いや20名から30名ぐらいの人が居ました。退蔵院で、こんな大人数を見たことがありません。理由は、後程聞いたんですが、座禅会が終わって帰られる団体さんでした。その団体さんを掻き分け拝観受付所に行き、今日予約している旨告げると、電話をかけられ事務の方が来られました。そして初めて「庫裏」の中を案内され入って行くと・・・?。

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傘を置いて、靴を脱いで上がるとき、写真撮影の有無を聞きました。入口に龍図があって、それだけは撮影禁止でした。それ以外はOKと言うことで、さっそく煙出しを撮った訳です

現在、退蔵院では専属の絵師を育てるプロジェクトをされていて、2011年の3月に京都造形芸術大学院卒の村林由貴さんが選ばれ、この龍図を描かれたようです。方丈(本堂)に入れる76面の襖絵を完成させるため頑張ってられるようで、公開間近だそうです。

IMG_2465.jpg普段は、絶対に入れない庫裏の中を事務員さんについて歩いて行きます。

IMG_2466.jpg庫裏の中を進むと「方丈(本堂)」の仏間に通されました。庫裏と方丈は繋がっていたんですね。仏間も非公開ですが、桜の時期だけ入れます。

IMG_2467.jpg仏間から見た、「方丈前庭」です。今日は雨降りのため拝観者め少ないようですね。この時は誰も居ませんでした。

ここに座って、最初に妙心寺や退蔵院の歴史をガイドさんから話しを聞きます。通常は退蔵院副住職の松山大耕氏が案内されるそうですが、前途したとおり、座禅会に対応されていたようで、私らの応対は事務員が対応と言うことになったようです。最初に妙心寺や退蔵院の歴史を話されました。

ここ妙心寺派は、臨済宗妙心寺派の総本山と言われ、約650年前に創建されました。敷地が10万坪(東京ドーム8個分)もあって、その中に退蔵院を始めとする塔頭寺院が38もあり、また、全国には妙心寺派の寺院が3400ケ寺もあって、ここ妙心寺かせ大本山と言うことです。

IMG_2469.jpg雨が降っているので庭園の話しもされましたが、それは庭園に降りたときに紹介するとして、仏間の説明です。ここでは本尊として開祖である無因宗因禅師(妙心寺第三世)の仏像が祀られていました。

実際に、近くで見せて貰いましたが、暗くて・・・ご本尊は、現在お位牌などが置かれている所に安置されていたそうですが、ご住職が何処かに移されたようです。次に、方丈と書院の「中庭」を通って、再び方丈に入ります。

IMG_2470.jpgIMG_2471.jpgここは普段は、絶対に見られない風景です。後程見せていただく書院は向こう側に見えています。

IMG_2477.jpg再び「方丈」に入って、案内されたのが、室町時代の画聖・狩野元信が作庭したと伝わる「元信の庭」です。

IMG_2481.jpg9月の末までは、ここも非公開でしたが、常時開放されました。一般の方も入って来られますが、この時は来られ無かったので良かったです。

IMG_2472.jpgIMG_2475.jpg雨に濡れる「元信の庭」です。約450年前に狩野元信と言う絵師が創られました。

この枯山水庭園は、常緑樹しか植えられておらず一年中変わらずの「不変の美」を表しています。造られた経緯について、元信は先ず、頭に描いた庭を襖絵にしました。その襖絵を元に庭が造られたと言います。作庭当時は、借景に双ケ岡が見えていたそうですが、今は住宅が建ち並び見えません。

余談ですが、昨年のコロナ禍のGW頃、拝観者が極端に減ったと言うより来られなくなったため、和尚さんたちが総出で、石や砂を掬いだし手洗いし戻されたようで、凄く綺麗になったそうですで、砂も真っ白になり輝きを取り戻しました、と案内を受けました

次に、本物は京都国立博物に寄託されている、国宝瓢鮎図(ひょうねんず)」(複製)です。日本最古の水墨画で、画僧・如拙筆と伝わるものの案内です。

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真ん中に農夫が立ってて、手には小さな瓢箪を持ち、足元に川には大きな鯰が泳いでいる・・・小さい瓢箪で、大きな鯰を捕まえようとする禅問答が題材です。

上の文字(漢字)は、室町時代に居た京都の高僧31名の、禅問答のやり取りが書かれています。また、剣豪宮本武蔵も、ここで修行されていたことで、宮本武蔵が使っていた刀の鍔には鯰と瓢箪が描かれていたそうで、武蔵の修行時には、この絵が飾られていたのでは無いか・・・と推察される。次に「瓢鮎図(ひょうねんず)」の鮎と言う文字に注目です。中国では、鮎と文字が鯰を表すそうで、中国では鮎は香魚(こうぎょ)と言うそうです。鯰と言う漢字は、日本独特の和製漢字だそうです。案内を聞いて、始め知りました。何の疑問も抱かず見てましたね。

そして、次に「書院」に移動です。ここにお目当ての隠れ茶室がある訳です。さて、何処にあるのでしょう

IMG_2482.jpgIMG_2507.jpg方丈を出て、渡り廊下を通ってお向かいの「書院」に向かいます。写真は、方丈の裏側で、先程事務員の案内の元、通りました。

IMG_2483.jpg渡り廊下の右側にも箱庭がありました。雨に濡れた庭も綺麗ですね。

IMG_2486.jpg初めて「書院」に入りました。ここで座禅をされるので座布団が敷いてあります。入ると「ここに茶室の入口があるので探してください」と言われました。

IMG_2492.jpg私は分かりましたが、床の間の隣りが土壁のように見えますが、僅かに引き手が見えたんです。これが襖になっており開きます。

IMG_2488.jpg扉を開けると「水屋」です。そして奥に進むと左手に茶室がありました。

IMG_2489.jpgここが、通常非公開「囲いの席」(かくれ茶室)です。2畳台目板の間のお茶室ですね。

妙心寺では江戸時代は華道や茶道が修行の妨げになることから禁じられていました。しかし、密かにお茶を楽しみたいとの思いから、当時の和尚さんが遊び心からこのようなお茶室を造られたと伝わります。

同じ妙心寺境内にある桂春院の茶室「既白庵(きはくあん)」(通常拝観不可)にも、同じような隠れ茶室がありましたね。

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正面は、方丈裏の中庭に面しており、躙り口は無く貴人口が設けてあります。天井の低い側が手前の二畳分が招かれる客人側、奥の天井が高い方が招く側の和尚さんが座られる場所になります。

IMG_2498.jpg現在屋根は瓦が敷いてありますが、当時は藁が乗っていて、炭焼き小屋に見えたそうです。滅多に見られない、隠れ茶室でしたので、茶室内部にも入ってゆっくり見せて貰いました。

IMG_2504.jpgそのあと書院に戻り、見学です。ここで先程まで座禅されていたんですね、中庭を見ながら・・・?

IMG_2505.jpg書院を出る時に撮った1枚です。広いですね、ここで座禅・・・したくないです

IMG_2509.jpgIMG_2468.jpgIMG_2510.jpg書院を出たら庭園を通り食事会場に向かいます。雨降りのため庭園の案内は先に聞いたので案内はありません。

庫裏を出たら雨が強く降っているので、本来の参拝順路を飛ばされたました。瓢箪・なまずが彫られた門をくぐり、陰陽の庭や水琴窟も素通りし、余香苑の正面までやって来ました。ただ、案内は最初に聞いているので、帰りに見て行きます。

IMG_2514.jpg雨の中、正面について案内がありました。手前から奥に向けて背の高い木々を植え、遠近感を演出しているのと、右手の赤いモミジは、年中赤くて「ノムラモミジ」という品種だそうです。

写真でも分かるぐらい雨が降っているので、案内はこれだけ、食事会場である茶席大休庵」に入りました。

IMG_2554.jpgIMG_2517.jpg11時58分に、入りました。案内では、ここが閉まる17時まで寛げると言われましたが・・・。ここは予約席で、一般の方は入って来られません。

IMG_2522.jpgこちらが一般席になります。ただ、今日は雨降りのため参拝客が少ないので、ここには誰も来られませんでした。

IMG_2523.jpg最初に食前酒の「日本酒」を持って来られました。車で来ているので、元々妻は下戸のため妻の分も私が、いただきました。「和え物」も美味しかったです。

IMG_2526.jpg次に「平椀」には、湯葉が入ってて、さすがにミシュラン1つ星の妙心寺御用達・精進料理 「阿じろ 本店」さんだけに美味しいです。

IMG_2530.jpg次が「八寸」です。珍しい蕪のお寿司がありました。

IMG_2533.jpgIMG_2534.jpg腕物」は、これも珍しい、きな粉のおうどんで、ほぐしていただきました。

IMG_2537.jpg揚げ物」です。内容はズッキーニ、海老芋、薩摩芋、マイタケでしたね。

IMG_2539.jpg汁物」「ご飯」「香の物」で、御飯は京丹波産のお米に、シメジ御飯でした。

IMG_2541.jpgIMG_2542.jpgIMG_2544.jpg最後に「フルーツ」「お菓子」「抹茶」です。お菓子は、前日買って帰った「是什麼」でした。

12時40分に食事を終えて、出て行きました。今日は、このあと衆議院選挙の期日前投票とか予定があって、あまりゆっくり出来ないので雨の庭園を散策して帰ります。

IMG_2549.jpgこの余香苑について、先程「方丈(本堂)」で聞いた話しは新鮮でした。見方が変わりますね。

1963年(昭和38年)に着工し、3年の月日を費やして完成した庭園の元は、竹藪でした。1960年(昭和35年)その竹が花を咲かせました。100年に一度花が咲き、咲くと竹は枯れてしまうと言われているので、当時のご住職が、庭に造り替えようと言うことで、中根金作氏にお願いして造られた庭園でした。

IMG_2547.jpgIMG_2556.jpgIMG_2559.jpg雨で足元が滑るのを注意しながら戻りました。私が食事中に一組見かけましたが、この時間には誰も居ませんでした。

IMG_2563.jpgIMG_2564.jpgそして「陰の庭」「陽の庭」まで戻って来ました。ここには咲くと見事な「枝垂れ桜」があります。

余香苑完成当時に植えられた樹齢60年ほどの紅しだれ桜で、平安神宮にある紅しだれ桜の孫桜にあたります。2013年(平成25年)春の「そうだ、京都いこう」」ャンペーンに使用され、多くの観光客が訪れました。また「陽の庭」には7個の石が 「陰の庭」には8個の石が配しされており、すべてを足すと15個になり、仏教では15に意味があって完全とか完璧と言う意味を表すと言われています。

案内を聞いて、ここが竹藪だったことは驚きました。竹が枯れなかったら、このような綺麗な庭園を見ることができなかったんですね。

IMG_2566.jpg余香苑入口の門ですが、以前から鯰の彫り物は分かってましたが、瓢箪まで掘られていたんですね。新たな発見でした

IMG_2567.jpg帰りにガイドさんがスルーされた「方丈(本堂)」前を通りました。先程まで、このなかで案内を聞いていた訳です。

IMG_2570.jpg帰りに「拝観受付所」に寄り、記念品を受け取りました。退蔵院オリジナルの「クリーンハンドスプレーゆず」でしたね。この重し色花は「繭刷毛万年青(ゆゆはけおもと)」と書いてありました。

IMG_2572.jpg12時52分に、山門から出て退蔵院の駐車場に戻り所用先に向かうことに。おちょこ1杯も飲んでないけど、お酒を口に入れたので、もちろん運転はしてません

何度も来ている退蔵院も、こうして話しを聞くと、新たに発見もありましたね。雨降りは残念でしたが、楽しかったですし、阿じろさんの精進料理も美味しかったです

【妙心寺塔頭 退蔵院】

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